親しい方とのお別れはとても辛いものです。
悲しみの中でも、ご家族・ご親族を送り出す準備は滞りなく行いたいところです。
「法要」とは、お坊さんにお経をあげてもらうこと(追善供養)、「法事」とは、追善供養のあとの食事も含めた行事全体のことです。
法要にはいろいろな種類がありますが、施主としてはその都度、ご供養のおしるしにお返しをすることが一般的です。
そのお返しを何にしようか、とても迷うものだと思います。
お返しギフトでお米が人気の理由を探ってみました。
【どこのご家庭でも使うもの】
仏事のお返しは手元に残らず使い切るものが良いとされています。定番では海苔やお茶といったところですね。
若い人向けにお茶でなくコーヒーが使われることもあるようですが、これもお好みがあることなので難しいものです。
その点、お米はどこのご家庭でも必ず使うもので、生活に欠かせない一品です。
【日持ちすること】
ご用意する際にも、事前に準備できて保管しておけますし、お客様がお持ち帰りになってからもしばらく置いておけるものです。
法要に参列される人数があらかじめ把握できていない場合でも、対応できますね。
【シーンや予算に応じて調整】
法要はお通夜・告別式から始まり、初七日、四十九日、一周忌、三回忌・・・と長く続いて行われていきます。
また、お盆・お彼岸などのお参りをされることもありますね。
その時その時のパターンに合わせて、お返しする品物の金額のボリュームを、お米の銘柄や重さで調整することができます。
お名前やメッセージも入りますので、1合、2合サイズのものでしたらメインのお返しに一緒におつけするのも良いと思います。
三角のパッケージが人気
パッケージは2種類で、三角パックのものと、平明型があります。
三角パックのものは1合、2合サイズでご用意できます。
3合からは通常の平明型パッケージでご用意できます。1㎏、2㎏とご予算に応じてお作り致します。
それぞれメッセージを入れることができますので、お礼状としてもお渡しできますね。
文例もいくつかご用意してありますので、アレンジしてオリジナルメッセージにすることも可能です。
いずれにしても、故人のご縁での繋がりで集う法要の場で、故人を偲び、ご先祖様に感謝することは何より大切なことですね。
ご供養のお役に立てましたら幸いです。
【参考文例】
1、供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたします 何卒ご受納賜りたくお願い申し上げます
2、この度七七日忌法要を相営みました
つきましては感謝の気持ちとして心ばかりの品をお届けいたします
お心遣いに心より感謝申し上げます
3、父 ○○の葬儀に際しましてご芳志を賜りまことにありがとうございました
生前に賜りましたご厚情に深謝致します
4、先般 母 〇〇 の葬儀を無事に終えることができました
戒名に △△△ を頂戴し新しい世界へと旅立って行きました
生前に賜りましたご厚情に心より感謝申し上げます
5.〇月△日に 父 ○○の葬儀を無事に終えることができました
生前は大変お世話になりありがとうございました
今後ともどうぞよろしくお願いいたします